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映画 犬夜叉 天下覇道の剣のGuppiesのレビュー・感想・評価

映画 犬夜叉 天下覇道の剣(2003年製作の映画)
3.5
原作では骨になったお墓?としてしか出て来なかった、犬夜叉と殺生丸のお父さん、犬の大将。

映画では、ほぼ最初の方しか出て来ないし、顔とかはっきり見えるシーンも少ないんだけど、すっごく印象的で男前。

原作は、奈落との戦いがメインだから、お父上のエピソードは冥加爺ちゃん達が思い出を語るくらいでほぼ無くて、無くても成り立つ漫画ではあるのですが、やはり大妖怪だし、殺生丸がめちゃくちゃ拘ってるし、どんな妖怪なのかは気になるところではあったので、映画で一つのエピソードとして見れたことは良かった。

そして思ったのは、やっぱり殺生丸様のビジュアルは完璧ですわ。美しいし、凛々しいし、見た人が好きになっちゃう気持ちも分かるわ。
りんちゃん助けに来たシーンとか、かっこよすぎて、殺生丸様カッコいい!ってなるわ。(原作では、りんは殺生丸様に助けてって言うシーンが無いんだっけ?アニメでは、めちゃくちゃ助けて〜って言ってるから、原作好きの人からしたらアニメのりんはあんまり、、っていう人もいるらしいが)
それに殺生丸の良いところは、ビジュアルだけでなくて、存在感。最初こそ、邪魔だというだけで人の首を引きちぎって殺す通り魔だし、犬夜叉に散々絡んでくるウザい兄だなーくらいの感じだったのに、犬夜叉がランクアップしてくのは間違いなく殺生丸のおかげだし、基本、邪見とかりんとかちっちゃい人たちとしかつるんでないし、殺生丸自身も成長して、慈悲の心などをちゃんと持ち合わせるようになるし。
守るものなど無いとかいいながら、りんと邪見のことめっちゃ考えてますやん。お茶目。

犬夜叉とかごめもいいんですが、この映画は殺生丸様を魅せるための映画でしたね。

気になったのは、なぜTVアニメ版と同じような作画にしなかったのか。なんか劇画風になっちゃって、古臭く感じてしまった。

そこだけ残念。
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