ずっとフィルム上映しかやってなかった名作がついにBlu-rayに...！
超観たかったやつ！版権の問題を解決したのかな、ありがたや。
絵描きのおねーさんとまる子の出会いと別れ。そのストーリーに挿し込まれる音楽と映像が秀逸すぎる。
音楽パートに関してはMVみたいな感じ。それはまる子たちの妄想の中であってストーリーとはほぼ独立した、自由で奔放な映像になっていた。
花輪君のロールスロイスでかっ飛ばす大瀧詠一の『1969年のドラッグレース』の爽快さや、ブギの女王笠置シズ子の『買い物ブギ』の不気味さ。インドネシアの民族音楽にレゲエを取り込んだ『ダンドゥット・レゲエ』、細野晴臣、たま……
特に『1969年の〜』『買い物ブギ』の2つは『犬王』の湯浅政明監督が映像を担当したみたいで、サイケでクセのある世界観だった。楽しい！
泣ける正統派ストーリーとアングラな選曲。子供向けかはちょっと怪しい。まる子ちゃんシリーズというより"さくらももこワールド"を味わえる作品なのかな。
