しづ

マーニーのしづのネタバレレビュー・内容・結末

マーニー(1964年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック作品は
全制覇してみたいと思い
BSでやってたら録画して観てます。

前半から中盤までは
本人は自覚しているかどうかは別として
その美貌から職に就くのだか
職を転々をしながら
その会社のお金に手を出し盗みを働く
きっと
ぬすんだお金で母に高級品を買っては
持っていき
また職場を変えては盗みを働く
そんな、精神的に病んでいる女性の話として
映画は進み
なぜか、彼女にとても献身的につくす男性が
結婚を申し込み、自腹で(笑)返済をしてあげる・・・
いくら恋に落ちたからって、いきなりそこまで出来るものだろうか
新婚旅行の船旅では
精神科医のごとく、彼女を導いたり優しく対応したり
サスペンスとロマンスの話が進みます。

後半は
映画として冷静に観ることが出来なかった。
ここからは
超個人的な話ですが
私の実母が「妄想性障害」で
暴言・罵声などを浴びせてくる現在。
要介護5ですぐ近くに住んでいて
お世話をしている状況です。
(ここまで、個人的な事を書いて・・・ご気分を害した方は
 ごめんなさい、勝手ながら最後まで読まないで下さいね。)

母親の愛情を感じられなかったり
子供の頃の色々な出来事
思い出したくないことにフタをしていること

何も知らずにこの映画を観ましたが
うーーーん
私には犯罪歴も逮捕歴もないし
窃盗もしていませんし(笑)
地道に暮らしております。


マーニーを他人事とは思えないし
実際にはありえないキャラクターですが
マークが誠心誠意マー二―を支えてくれて
よかったなぁと思うラストでした。
(おいおい、これは映画で作り話だぞ!と突っ込まれそうですが。)

この辺からヒッチコックは低迷していったそうで
この次の作品は
「引き裂かれたカーテン」でした。
https://filmarks.com/movies/4345/reviews/92499899

取りあげたテーマが
重かったというのもあるし
一筋縄ではいかない話でしたね。

そうそう
ショーン・コネリーは「007系」の途中に
これに出演したんですね。
当時の評判はどうだったんだろう。
しづ

しづ