第11作。
その後も複数回登場する名物マドンナ・リリーの初登場回。以前ハイビスカスの花とおかえり寅さんは見たことがあるので馴染み深い存在。
年がら年中旅をし、色んな恋に焦がれるという点では寅さんに近い存在のリリー。しかしさくらを始めとらやの人達に何やかんやで愛されてる虎さんとは違い、リリーは本当の愛情を知らない。その自由さに寅さんも振り回され、過去1番人間味を感じる良いキャラクターだった。
父親の法事に帰ってくるもふざけてぶち壊す寅次郎。さくらがピアノが欲しいと言うとおもちゃのピアノを買ってきて、結局喧嘩に。北海道の網走まで行って真面目に農家で働くことを決意。そこでリリーとも出会う。しかし勤労など寅さんに務まる訳もなく、日射病にやられたままさくらに連れられ柴又へと帰ってくるのであった、というまたもや寅さんのダメなところが出まくりの前半。
打って変わって後半は、心寂しいリリーを心配する優男な1面を見せる。そういう優しさがあることを分かってるさくら達家族の優しさも良いな〜って思います。最初の出演欄に毒蝮三太夫がいたのでどこで出てくるかと思ったら1番最後に出てきた笑
