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猫が行方不明のakikokozawaのレビュー・感想・評価

猫が行方不明(1996年製作の映画)
3.7
初、セドリック・クラピッシュ作品!
12月は映画鑑賞の時間が取れなかったので年始からまた映画を見出そうと計画していて、2021年のスタートに持ってこいの内容でした。

というのも、邦題は「猫が行方不明者」ですが原題が「誰もが自分の猫を探している」だそう。

3年振りにバカンスへ出向くために飼い猫のグリグリを預けようと色んな人を当たる主人公。 やっと預け手が見つかりバカンスから帰省するとグリグリが行方不明者に。 グリグリを探す日々が続きます。

グリグリを探す中で、仕事が思うようにいかなかったり、恋人を求めているのに出会えなかったりと、映画の焦点が猫探しからいつのまにか自分探しになり主人公の心の移り変わりが見える。言葉にしなくとも伝わってくる描写がせつなくてロマンティックで好みです。

原題の通り、みんな潜在的にパートナーや自分を探しているのですね。

パリの観光地じゃないストリートの背景や、平凡な暮らしを営む人々の描写も現実的で好感度が得られました。 パリにショートトリップ出来る作品です!
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