エノモト

デリカテッセンのエノモトのレビュー・感想・評価

デリカテッセン(1991年製作の映画)
4.2
核戦争後のパリのとある精肉店に職を求めてやってきた若者と、精肉店のアパートに住む住民たちのいざこざを描いたブラックコメディ。

カニバルホラーでもおかしくない、パンチのある設定なんですが、グロさも怖さもなく、コメディとしてめちゃくちゃ面白かった。おしゃれと悪趣味が共存する唯一無二の世界観と、可愛くてクセのあるキャラクターたちに見事にハマりました。

魅力的なキャラばかりですが、特に主人公に恋する不器用な女の子の一挙一動が可愛い。初めて部屋に招待するシーンが最高。

後半、謎の地底人も巻き込んだカオスな大騒動は、ここまではちゃめちゃにやってくれたら面白くないわけがありません。
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