ゆうていみやおう

コンボイのゆうていみやおうのレビュー・感想・評価

コンボイ(1978年製作の映画)
2.8
全体的に散漫で冗長という感触が否めないが、アルコールとドラッグでボロボロの時のペキンパーの仕事という裏事情もあり。
ペキンパーが監督出来ない状態なので、いくつかのシーンはジェームズ・コバーンが演出を担当していたとか。シュタイナー曹長、有能だなぁ。

物語には乗れないが、アーネスト・ボーグナイン扮する保安官が画面に出てくると、何かが起こるのではとついつい期待してしまう。実際、物語の筋よりも保安官の悪党ぶりを楽しんで観ていたかな。橋を渡るトラックへの全力機銃掃射という、ラスト近くのぶっ飛んだシーンを観られただけでよしとしよう。

そういえば、ボーグナイン先生は同じような役を『北国の帝王』でもやっていたような…。ヒーローであるならず者を徹底的にいじめ抜く体制側の人間。そこに魅力を上乗せ出来るというのは、やはり一流の証。