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俺たちに明日はないのPowのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
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俺たちに明日はない。
初鑑賞。ボニーアンドクライド。
そのカップルの悪名は今までにあらゆる媒体から聞こえてきていたので、いつか知らなければならない、その実態を!と思っていました。アメリカニューシネマの代表作ともされるので、それまでのハリウッドには無かったイケイケ感という刺激が満載。
伝記物ということですが、行くとこまで行ってしまった2人のkeep runningするしかないしhome sweet homeももうないという後戻り出来ないリアリティまでしっかりと描かれているし、何かふとした拍子で狂った歯車が噛み合ってしまった2人、という悲壮がラストに響く良い終わり方だと思いました。

なんかトゥルーロマンスを先に見た影響でもっとこてこてな2人をイメージしていましたが、最初はボニーの唆しから始まっていたんだなというのはイメージしていなかった所です。
スリルを求めるボニーとそれに応じた男気を見せようとするクライドの構図。
クライドも次第に前のめりとなっていましたが。
ボニーはぶっ飛んだ所もあって、最初の銀行強盗に成功した時、人も殺してしまった、という状況なのにその直後、映画館に居るってどういうことだよ笑と思いました。マジで映画見てるし。笑
でもボニーは本質を突くような詩を書いては読み上げたりしてて、現実にちゃんと着地してる所もあったり。どこか魅力的なカップルではあった。
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