チャウ

俺たちに明日はないのチャウのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.8
「俺たちに明日はない」ー邦題が最高すぎやしないか?

閉塞した日々から抜け出したくて、「明日」を夢見て、歩み出した道。が、いつのまにか逃げることしかできなくて、その道から逃げ出すことができなくなっていた。明日を夢見たはずが、明日がなかった。

ほんのちょっと憧れてしまう部分があるのは、今自分が初めのボニーと同じように感じていて、先に破滅しか待っていなくても、この閉塞した日々を脱して、止まらない止められないジェットコースターに乗りたいと思ってるからかもしれない。それも、愛する誰かと一緒にね。

(クレイドが爆イケだった。登場する車たちがどれもカッコよくて運転欲が上がった!ブランチウザいけど、いい具合にかき乱してくれてたなぁ、最後2人で顔寄せ合って洋梨食べてるシーン、破滅の予感がするからこそすんごく尊く見えた)
チャウ

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