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ゴールデンスランバーのallyのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
5.0
映画って凄い。
そう思わせてくれた人生で1番の映画。

伊坂さんのコミカルさやシュールさはもちろん、映画化するにあたって必要なポイントを中村監督が上手く映画仕立てに切り取って、原作を殺さないが原作とはまた違う発見ができるような楽しい作品。

キャストの豪華さも演技力も楽しめるポイントの1つ。

伏線の張り方、回収の仕方が美しくて何回でも観れる。というより何回も見た方が伏線に気付けて面白い。
洋画ほどスケールが大きくはないのに邦画かと疑うような迫力と美しさ。
最初のシーンと最後のシーンの繋がり。
沢山の人たち。
敵が迫ってくる緊迫した空気も
回想シーンの温かみのあるやりとりも
色んな気持ちが出てくる映画として最高の作品だと思ってます。
学生時代のあの頃、
ビートルズ、アビイロード、
ゴールデンスランバー。
その一曲が紡いでくれる人と人との暖かみある関係。
サスペンス系のストーリーなはずなのにヒューマンドラマを感じる暖かくなれて家族でも1人でも楽しめる作品。

斉藤和義さんが担当しているサウンドトラックにも注目です!



追記(2019.7.21)


人を信頼すること。
大きな見えない怪しい何かから仲間と一緒に逃げる。
互いに繋がって信頼し合ってこその仲間。
「帰るべき故郷」仲間と過ごした大切な時間、場所、想い、。全てが故郷なんだ。
若気の至りでわけわかんないことしてたあの時だって、大切な故郷だ。
帰りたいけど帰れない、帰るべき故郷。
それがあってこそ今の自分がいて、そこに辿り着くまでに色んな人と出会って、信頼しあえる仲間ができる。


ゴールデンスランバー
ポールが四畳半の部屋で1人で繋げたメドレーみたいに、みんなを繋げてくれるこの映画における大事な曲。
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