Ziggy

栄光のランナー 1936ベルリンのZiggyのレビュー・感想・評価

4.5
伝説のランナーのジェシーオーエンスと彼を育てたコーチのラリースナイダーの師弟愛、黒人人種差別、ナチス政権のユダヤ人迫害、家族愛、アメリカオリンピック委員会とナチスの裏取引などを描き、見所満載だった。
差別の中で「トラックにいる間は10秒だけ自由になれる」とつぶやいたジェシー。
金メダルで英雄となったと思いきや、セレモニーでは考えられない扱いをされる。ホワイトハウスからも公式なコメントは出ない。人種差別の深刻さを感じた。
そんな中、ドイツ代表のライバル、ロングとの友情は感動した。あのナチス支配の下で。素晴らしかった。
ナチスの宣伝のための記録映画を監督した
レニ・リーフェンシュタールとゲッベルスとのやりとりも緊張感があってよかった。
彼女のことを書いた沢木耕太郎のドキュメンタリー「オリンピア」をもう一度読みたくなった。
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