栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

Race

上映日:2016年08月11日

製作国:
  • フランス
  • ドイツ
  • カナダ
  • / 上映時間:134分
    監督
    スティーヴン・ホプキンス
    脚本
    ジョー・シュラップネル
    アナ・ウォーターハウス
    キャスト
    ステファン・ジェームス
    ジェイソン・サダイキス
    ジェレミー・アイアンズ
    カリス・ファン・ハウテン
    ウィリアム・ハート
    デヴィッド・クロス
    ジョナサン・ヒギンズ
    トニー・カラン
    あらすじ
    貧しい家庭に生まれながらもジェシー・オーエンス(ステファン・ジェイムス〕 は、中学時代から陸上選手として類稀な才能を発揮していた。 家族の期待を一身に背負っでオハイオ州立大学に進学した彼は、コーチのラリー・スナイダー(ジェイソン・サダイキス)に 出会う。 オリンピックで金メダルを獲得するべく、スナイダーによって様々な特訓を課された彼は大学陸上競技大会の1つ、ビッグ・テン選手権において45分間で世界新記録3つとタイ記録1つを樹立するまでの選手へと成長した。 しかし、当時のアメリカ国内では、ナチスに反対しでオリンビックのボイコットを訴える世論が強まっでいた。 さらに、ナチスの人種差別政策は黒人であるオーエンスにとっては認めがたいものであり、それを理由にオリンピックに出場しないでほしいというアメリカ黒人地位向上委員会からの申し出があるなど、オリンビック出場に向け彼は大いに苦悩することになる。

    「栄光のランナー 1936ベルリン」に投稿された感想・評価

    ナチ政権下でもベルリンオリンピック。
    アメリカの黒人選手ジェシーオーエンス。こんなすごい選手がいたのか。
    ナチスはオリンピックを利用してイメージをあげようとしています。
    すでに政治のため。
    政治がからんでくるスポーツの気持ち悪さ。

    アメリカでも黒人差別がはっきりとあるくせにナチスの人種差別に抗議のためにオリンピックボイコットを考えてるアメリカ。
    まったく笑えますね。

    ドイツのロング選手とジェシーの友情に心がアツくなりました。
    ジェシーの無口なお父さんの一言が心に残っています。

    映画自体はけっこう淡々と進んで行きますが最低限ポイントはおさえている感じでした。
    映画の導入もジェシーはもうすでに有名らしくぬるって始まったりします。

    こういう時代のスポーツ。そしてこんな選手がいたっていうのを知れて良かったです。
    ただ走ればいいだけ。

    今までに観たことのない作品でした。

    1936年ベルリンオリンピックで陸上競技4冠を達成した黒人男性、ジェシーオーエンス。私は陸上を今現在やっているので、この人の名前は聞いたことがあり、ぜひ観たいと思っていました。

    「42」や「タイタンズを忘れない」など、人種差別をテーマとしたスポーツ作品を観たことがあったので、今回も同じようなものなのかなと思っていましたが…今作品は、人種差別と政治的・社会的問題が絡み付いていた作品でした。それらに打ち勝ったジェシーオーエンス、素晴らしい人物です。

    この作品、ジェシーオーエンスだけの作品じゃない気もしました。ドイツのロング選手やコーチのラリー。特にドイツのロング選手のスポーツマン精神には感服しました。自分もこうでなければいけない、そう思わせてくれました。

    今自分のいる時代は本当に恵まれているんだと実感しました。差別もない、政治的な圧力もない。当時、自分のために人のために頑張った彼らのような人々がいたから、今こうして私たちがスポーツをできる。感謝しなければいけませんね。

    努力しよう、自分のために、人のために。
    ナチがその牙を、むく直前のベルリンオリンピックの緊張感やアメリカ国内の黒人差別の現状を、痛感出来る秀逸な作品、どんでん返しとか、感動するということはないが、淡々と描かれた真実の重さがわかる良い映画だった。
    ベルリンオリンピックって中はこんな事になってたんだねぇ。レニ監督もそんなに悪い人ではなかったのだね。そして、トップのゲッベルスさん残念だったね。笑
    壁のないスポーツマン同士が切磋琢磨して戦ってる姿は観てて気持ちがよかった。でもやっぱりトップ達の不当な振る舞いやらあり得ない規則やらには本当イライラする。
    これが史実に基づいてるってこと。こんな素晴らしい選手がいたってこと。これを知れただけでも十分です。黒人は白人よりも劣ってるのか? その答えは彼の手にした金メダルを見れば一目瞭然、論じるまでもありません。個がアイデンティティを主張するとき、その場として、または直接的な手段として、スポーツというものは非常に有効なものだなと改めて思いました。
    良かったです!
    ラストにむけて気持ちも昂ぶった。
    初めて競技場に入ってにスタートに立つまでの
    長回しシーン、ドキドキして、
    臨場感がハンパない。

    あの、完全アウェーの競技場の雰囲気に
    飲み込まれずに勝てたのは
    黒人としての誇りであり、
    ナチス含めた人種差別への勝利。
    「走っている時は自由」なのだ。
    人種もなく金や権力も関係ない。

    前半にあったアメフトチームとの
    シャワールームでのやりとりは
    好きな場面。
    この監督あったからこそ、
    この偉業も為し遂げた。
    何度も観たい場面。

    ストーリーはアメリカの人種差別と
    ナチスの政策を並行させて
    アメリカの矛盾や違和感を描いているのだけど、
    ラストで、メダルを手にしたジェシーが
    栄光を手にするまでは、まだ数年かかる。
    アメリカの根強い差別問題は、
    まだ過去の出来事となっていないしね。

    原題はRACE(競争、人種)
    国の看板なんか関係なく、お互いに最大限の力を出せる環境を作り合うのが真のスポーツマン
    世界の偉人伝 21人目


    たとえ有色人種で差別を受けていようが

    走っている間だけは

    自由を感じることができる



    "アメリカでは、誰もが何かを成し遂げることができる"

    このレビューはネタバレを含みます

     ベルリンオリンピックで記録出すランナーの伝記とか当時の差別とかを描いた話。

     アメリカ国内で黒人差別と戦いながら大学で陸上競技をやる主人公がコーチに見いだされて、みるみる競技会で記録を作っていく描写とベルリンオリンピックに参加するかしないかで揺れるアメリカという小さな視点と大きな視点が同時進行で描かれていきます。

     国内では黒人差別しているくせにドイツがユダヤ人を差別しているからボイコットすべきという日本人から見ると無茶苦茶なことを言ったりやったりしているアメリカが凄いです。けどアメリカで差別されている側の黒人社会でも主人公にベルリンオリンピックに出るのをやめるように言ったりと様々な思いがあるのだと知ることができました。

     そしてオリンピック参加が決定して主人公も陸上競技に出るけど、そこにゲッペルス宣伝相の思惑とかがあったりアメリカチームでも主人公のコーチが参加できるできないだったり、うまくいきそうなところで障害が発生して悩む主人公たち。というわかりやすい展開でみやすかったです。主人公の名声が上がってくると遠距離の恋人から別の女性に気持ちが映ったり。ユダヤ人差別が描かれたり。

     オリンピックではライバルのドイツの選手がめちゃ正々堂々とスポーツマンシップ精神でかっこよかったり美談が描かれて見ていて気持ちがよかったです。

     ただ肝心の短距離走とか走り幅跳びとかリレーとかスポーツシーンが結構淡々と描かれて、主人公たちは喜んで盛り上がってるのにそこまで熱くなることのなく過ぎ去っていってしまいました。

     ジェシー・オーエンスという世界記録保持者がいたと勉強にはなりますが、教科書をそのまま見せているだけのような映画でした。
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