RUKA

200本のたばこのRUKAのレビュー・感想・評価

200本のたばこ(1998年製作の映画)
3.3
大晦日のニューヨーク、十人十色の登場人物たちそれぞれの夜を描くオムニバス形式の映画。
1人1人のキャラがものすごく個性的でどのシーンも見てて飽きない!

でもやっぱり個人的にはコートニーラヴ。可愛い…グイグイいっちゃう恋多き肉食系女子だけど腐れ縁の男友達の前では、うまく恋愛にシフトできない素直になれない感じがすごくよかった。
この2人の関係性が最初から最後まで1番好きだったなぁ。
けどこの2人だけじゃなく本当に登場人物みんなが主役ってほど1人1人にちゃんと焦点が当たっていて、かつその登場人物たちがラストに向かうにつれてどんどん交錯していく感じがすごく面白かった!

服装や町並み、お部屋の飾り付けもとってもオシャレで見ているだけでも楽しめる映画。
とくにパンクファッションがすごく好みだった可愛い。

最後のみんなが交わるパーティーのシーンとその写真もすごく好き!ギラッギラでカラフル。
まさかのエルヴィスコステロ本人登場!

タイトルの通り、タバコを吸うシーンの多さと、印象的なセリフ
「タバコを吸ってきたのは、めんどくさい人間関係から逃れるため。タバコの煙でバリアをつくってたんだ。」

他人と関わるっていうのはどうしても嫌な思いをしたりめんどくさかったりすることもある。
でも1人でいたんじゃ味わえない感動や嬉しいや切ないといった感情が出るのもまた他人との人間関係があるからこそなんだよね。
見ず知らずの他人がふとしたキッカケで友達になったり、はたまた恋人になったりするわけだし、そういう面白い出逢いがあるのも人間関係、もっと広く言えば人生の面白いところなのかなぁとか、そんなことを考えた映画でした!可愛かったー。
RUKA

RUKA