ポッカすぐる

回路のポッカすぐるのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
4.0
やはり麻生久美子だったのか!若い!
加藤春彦も若いな…有坂来瞳久し振りに見たな〜、ていうか武田真治?!そして役所広司と風吹ジュンの『降霊』コンビの使い方贅沢すぎない?!
…みたいになった映画です。
やっぱり黒沢清監督は不穏感の作り方が異様に上手で、不気味な映像や長回しからのショッキングなシーンは最早伝統芸能。
確かにストーリーは難解なんだけど(幽霊が飽和する、というのは新しい!)、理解せずとも感じたまま、というのも芸術の楽しみ方で、『回路』はそういう映画かなと思いました。
生きていくのは苦しいこともあるけれど、それでも進んでいくことに意味がある。黒沢清が描くあたたかさを僕は感じました。