どうにも話のテンポがよろしくない。途中で飽きてしまいました。
怖いことは怖いのですが、怪奇現象自体は別に怖くないんですよね。
インターネットをきっかけに怪異が始まり、あかずの扉からやって来る黒いなにか。要素としては面白いんですが。
後半の世紀末、終末感は雰囲気抜群なんですがねえ……
電車のシーンは結構好きです。
制作当時の時代を懐かしみながら見ましたが、テレビの映像が歪んでいくシーンはこの頃ならではの演出ですよね。
「ほんとはみんな他人と繋がってなんかいない。コンピューターの点と同じ、バラバラなだけ」(こんな台詞が印象的でした)
もし、後半みたいな世界に取り残されたら私もみんなと同じところに行くかなあ……なんてぼんやりと考えた一作でした。