タカヤマ

回路のタカヤマのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
3.2
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
「散歩する侵略者」より以前の、黒沢清のスケールの大きい作品。全体的に冗長な感じがして、基本的に退屈してしまった。ただ、ありえない物語を、露出の多いイケイケ風の女子やチャラチャラした感じの男子を主人公にしたことでリアリティが生まれている。そして黒沢清にしか出来ないようなゾッとするシーンが随所にある。血飛沫は一切出ないのにそれが逆に怖い。最後のシーンは低予算でもこれほどリアルな世界観を作り出せることを証明している。これは唯一無二の世界観だと感心つつ、面白いかどうかと聞かれると、うーん、という感じ。それは「なんでこうなるの?」という鑑賞者の疑問に全く答えていないからかもしれない。もちろんそれに答えてないのは、あえての演出だと思うのですが、僕は理由なく進む物語の先を見ようと思わなくなってしまった。評価が分かれる作品かも。
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