真面目なSFと思って母親に感情移入して見始めると失敗する。これは、ロボの気持ちに着目して見る、SF風味の童話!最初そんな感じないけどめちゃ童話です!
母親に感情移入しだすと、あんな代理ロボ導入プランを受け入れる母親とか共感できないし。
息子が幸せじゃないから苦しいのであって、一緒に暮らせないから寂しいってのとは根本的に違うよね。
上京して全然会いに来ない息子の代理ロボならともかくw、幼い我が子の魂の幸せだけが心配な母親にとったら、ロボとか何の意味もないし……むしろ我が子が知ったら気を悪くするの目に見えてるし、辛くなるだけ。
血迷うくらい弱ってたってことかなーと考えてもみたけど、でもまぁ最初から最後まで色々と毒親すぎる。
けどそういうところを気にして見る映画ではないので、これから見る人は、母親に疑問を感じて無駄に胸糞にならないように気をつけてほしい。
確かに途中までは人間の都合視点で描かれているけど、それはその後のロボの事情を切なくさせるためのスパイスでしかないから……人間の都合とか人間同士の関係については考えない方が本題を楽しめると思う。
「チャーリーとチョコレート工場」みたいに、愛の形も世間の言動も、デフォルメされてると思った方が見やすい。
でもちゃんと壮大な展開があるし、微妙にホラーな描写もあってゾッとするし、伏線回収もあるし、涙腺弱い人は泣けるかも?
日本語字幕、「世の中に無知なあなたを……」はさすがに無理がある。誰もチェックしないのかなw
映像は綺麗だったし世界観の設定もよかった。
ジュードロウは美しすぎた。
特に闇夜の水たまりでダンスするシーン。
あとI am. I was!
何その名言かっこよすぎ明日から使お
でも童話みたいなの嫌いなので低スコアで……。
とりあえず息子に優しくしようと思いました。