浦野いす

A.I.の浦野いすのレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
3.6
スピルバーグは確かに凄いけど好きになれなかったな。前半は好きだけど展開が突飛で壮大になりすぎて感動出来なかった。とっちらかってて纏まりきれてない様な印象が全体、特に後半にある。
キャラクターの存在が弱かった様に思える。演技や演出は非常に活き活きしていて文句の言いようがないんだけれど、壮大すぎる展開に持っていかれてそこが活かしきれなかった。どうしてもキャラクターが話を進めるための道具。消費物としか扱えきれ無かったのはロボットと人間をテーマにしたこの作品としてはとても皮肉な話だ。
終わり方も釈然としなかったな。
一つの並の童話を観終えた感じで、それ以上でもそれ以下でもなかった。
浦野いす

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