カイト

A.I.のカイトのレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
4.7
母の愛を求める最新AIロボットのロードムービー。未来版ピノキオ。最初はAI感丸出しで距離を覚えるが、段々と人間らしくなり(演出もあり)応援したくなり、自然に人間だと感じるようになっていた。そしてTHESF!!って感じの最後がよかった。舞台は、家庭での生活から始まり、暗い森やジャンクパークでのジョーとの旅、美しく煌びやかなルージュシティへと移り変わっていく。最初はそこまで現実世界(観客)と差異はないが物語が進んでいくにつれて段々とデジタルの要素が強くなっていき、観客も世界に入り込める。特にブレードランナーのようなネオンが映えるルージュシティはわくわくして最高だった。
登場人物でいうと、主人公のデイビットがなんか見たことあるなと思ったらシックスセンスの子だった。下がり眉めちゃ可愛い。バディのテディもテッドみたいで可愛い。ジゴロジョーの踊りも動作ひとつひとつも魅力的で衣装も機能性と美と世界観の両立があってかっこよかった。レディプレイヤーワンの案内人はジョーの成分も少し入っているなと思った。そしてジャンクパークのロボットたち。胴体がほとんどないのもいれば、頭部がほとんどないものもいる。個性豊かで今まで見たことないロボットにはわくわくした。ルージュシティのドクターノウが俺のわくわくの頂点だったな〜。
E.T.は幼い頃から何回も観てきたけどA.I.に触れる機会がなくて大学生になるまでずるずると。めちゃくちゃ勿体ない。幼い頃に観ておけば良かった。
カイト

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