ねむい

バタフライ・エフェクトのねむいのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
5.0
2016.9.10
最初は少しだけ過去を変えるだけのはずだったのに、ひとつの事実を変えようとすればするほどどんどんパズルのピースが合わなくなって救いたいのに救えないのがもどかしかった。
ラストの選択はあまりにも悲しい。

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2022.10.24
やっぱりこの作品だいすき。
ラスト間際のシーンを序盤に持ってくる構成、不自然なカットや奇行と捉えられていたエヴァンの行動が伏線として回収されていく様は謎解きみたいで観ていてワクワクする。

好きだからこそ身を引く。愛しているからこそ自分の身を犠牲にして守り抜く。
人生経験が希薄だから経験したことないけどどうしようもないくらい辛い選択だし、究極の愛だなって思います。

最後に選んだ世界ではケイリーが居ない代わりにレニーがそばに居てくれててよかった。
ルームメイトだったサンパーのキャラが好きだったから巡り会えていないのは少し残念…。

ラスト候補は3つあったとのこと。
①エヴァンのストーキング
→尾行をして元気にしている様子を見て安心するというより未練や執念によって度を超えた愛情に変化してしまい、感動の物語がホラーに様変わり…
②二人がまた会話をして結ばれる
→これは絶対あり得ない。子供の頃に自分を脅してきた嫌いな相手はそのまま面識なければ嫌いなままだし、ましてやずっと会ってないから顔も分からないと思う。エヴァンの苦労が水の泡になってしまうし…
③子宮内自殺
→自分のせいで周りが不幸になっていくならいっそ命を絶つという選択はさすがに救いがなさすぎる。エヴァンが一体何をしたってんだ。前世の罪でも贖ってるですか…?

やっぱり正規エンディングが好きだな。
悲しすぎるけれど愛を最後まで貫き通した一番正しくて、美しい選択。
ねむい

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