ベネット

バタフライ・エフェクトのベネットのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
4.3
映画史上最も切ないハッピーエンドの物語が始まる。

ごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた作品で、タイトルの“バタフライ・エフェクト”とは、カオス理論を説明するときに用いられる言葉で「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という例が有名。

この作品のジャンルはスリラー/サスペンスとなっていて口コミだとSFって言われたりしてますけど、自分はそれらの要素が入ったラブストーリーだと思うんですよね。設定や出来事が現実ではありえないことなのでジャンルが混ざってしまってるでけで、この作品の主軸というか感情の流れをつかんでるのはラブで、SFとして観るのかサスペンスとして観るのかラブストーリーとして観るのかでだいぶ感想が違ってくるとは思いますが、僕自身は好きです!
誰もが考えたことがあると思いますが人生の中であの時こうしていればどうなっていただろう?というたらればを使った観る側から見たら実験的作品にもなっていると思うので次々に変わっていく展開に目が離せませんでした。
後半には伏線もうまく回収され終わり方もメッチャ切ないエンディングでオアシスの曲も良かったです!!
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