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旅立ちの時のis37のレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
5.0
リバーフェニックスのビジュアルがほんともう最高の映画。まず白いTシャツとジーンズに銀縁眼鏡ってだけのどこにでもいる服装なのに、素材の良さを隠しきれてない、むしろ引き出されてる。なんてことない所作のひとつひとつが特別なものに見えてしまう。スタンドバイミーの子役時代から野性的でありながらも純粋で、どこか影のある美少年役がハマる稀有な俳優だった彼に、まさにぴったりの役どころだったと思います。バナナフィッシュの実写化もしてほしかった...(脱線)。ピアノを弾くリバーがすごく綺麗で繊細で印象に残っています。リバーってピアノ弾けるんだって感動し、ピアノ弾く美少年って最高だなって思いました。海辺でのプレゼント探しや誕生日パーティーの後のキスシーン、秘密を打ち明ける場面、全てが美しくて憧れた。昔のアメリカ映画っていいなあ。懐かしいような音楽も、ストーリーもよかった。派手さはないけど、旅立ちの時ってタイトルがぴったりのすごく素敵な映画でした。リバーを知らない人に最初に見てもらいたい映画です。
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