RUMI

ソフィーの選択のRUMIのレビュー・感想・評価

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
3.5
昨日たまたま見た町山さんのYoutubeで
『関心領域』との関連が語られていた。
そういえばクリップしてまだ観てなかったし
もうすぐ見放題終了みたいだし、あんまり気は乗らなかったけど観てみた👀

希望に満ちた3人の友情物語かと思ったら
ソフィとネイサンには闇が…。
ソフィーは収容所に送られた過去があり 
ネイサンは心の病が。

メリル・ストリープの演技と透明感あふれる美しさに目を奪われた。
あんなに極限の状態でとんでもない究極の選択を強いられるなんて、どう選択したって一生報われないと思う。
あのどっちらか選べって言ったナチス兵の意地悪な顔🤬

ソフィーはアウシュビッツ収容所で所長ヘスの秘書に就くことになるのだが、薄暗く処刑されるのを待つ人々が入れられている建物の横を歩き塀の扉を開けるとまさにそこは昨日観た『関心領域』の緑あふれ、綺麗な服を着た子供達が楽しそうに駆け回り、それを見守る家族、あの明るい世界が見えた。このシーンを観た時は昨日のことも相まってゾッとした。
そして所長のヘスもまさに移動間近の状態で昨日とリンクした。
正直この映画の内容よりも昨日観た『関心領域』とのリンクの方に気持ちが持って行かれた。
『関心領域』でのシーンで奥さんが「ソフィー、ソフィー!」って何度も呼ぶシーンがあるんだけど、それはこのソフィーを意識してるんじゃないかって町山さんは言っていた。ただソフィーは架空の人物らしいけど。

この映画のことに戻るけどラストは
やっぱそうかぁって切なくなっちゃったけど
もしかしたら2人にとっては幸せだったのかなぁ
なんて思ったりもした。
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