このレビューはネタバレを含みます
長女ケイトを難病から救うために生まれてきた次女のアナ。アナは自分の身体を守るために両親を訴えます。
っていうスタートです。父ブライアン、長男ジェシー、長女ケイト、次女アナ、それぞれの角度からのエピソードというか心理を描くカットがあるものの、何故か母親サラのはない…。
私見としては最後まで諦めずに戦い続けるサラの印象を、ケイトを始め家族などの登場人物、そして観る側含めたみんなの印象を崩さない、ぶらさないためだったかもしれません。
ビーチに行く一連のシーンは印象的でした。きっと自分がいなくなっもみんなが楽しんでいる姿として焼き付けたかったのかな?
Can you release me?
それがケイトが出した答えでした。
3人の兄姉妹が本意を隠してロジカルに静かに進めようとしたものの、ジェシーがたまらず言ってしまうのです。本当のことを言おう、と。
それを長女としてさとす姿、アンの貫こうとした勇気を褒めるケイト。裁判後の病室シーンでは3人の繋がりを色濃く表現されてました。
法廷でしか本心が話せない状態というのは、少しドラマ仕立て過ぎる気もしますが、まあよしとして。
※なので4にスコアは届きません。