2020/08/03
監督 アラン・パーカー
ケヴィン・スペイシー
ケイト・ウィンスレット
ローラ・リニー
【死刑執行まで「あと4日」】
婦女暴行殺人の罪に問われ、死刑が確定した元死刑制度反対論者の男。
男の指名により彼の最後の4日間をインタビューすることになった女性ジャーナリストが、やがてたどり着く衝撃の事件の真相を描く社会派スリラー。
A・パーカー監督でもう一本。
映画の特性上、あまり内容に触れられないが、やはりK・スペイシーの存在感が秀逸、有罪なのか無罪なのか、どちらともとれる演技で最後まで緊張感が持続する
共演のK・ウィンスレットも、真実の探究に突き進むジャーナリストを好演、しかし個人的には記憶に残るのは被害者役のL・リニー、途中発見されるVHSテープのシーンは思わず息が止まるかのようだった。
伏線やミスリード、そしてドンデン返し、スリラーでありながら、その根底には社会問題を提起している骨太な一本。
名匠A・パーカー晩年の傑作です。
鑑賞日2004年頃 DVDにて