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ワイルド・スピード MAXのKentaのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)
3.9
ワイスピシリーズ4作目。みなさんご存知ワイスピファミリーが出来上がり始める作品。1作目以降ではドミニクとブライアンが絡むことはなかったが、今作は1の続編の話のため共闘態勢に。過去作から数段パワーアップしたカーアクションを繰り広げる。

ブライアンに見逃してもらったドミニクは、他国に逃亡し、仲間と一緒に悪事でお金を稼いで生活をしていた。だが、それも長く続かず、警察に目をつけられたドミニクとその仲間たちは解散を決断し、ドミニクは恋人レティの元からも去ることを決意する。
解散し、しばらく時はすぎ…。ドミニクに妹のミアから突如連絡があり、レティが殺されたことが判明する。恋人を失ったことに激昂するドミニクだったが、殺されてしまった原因に麻薬密売人ブラガが関与していることを知ることになる。だが、FBIに舞い戻ったブライアンもまた、ブラガを追っていた。そして、ドミニクとブライアンは同じ標的を追うべく、再会して共闘することとなるが…。

個人的に思う本格的なワイスピの始動。
今作から一気に今のワイスピに近づいた気がする。過去作はドラッグレースに重きを置いており、とにかく車やレースを魅せるがメインだったが、今作からは派手なアクションがメインになっていくと個人的に思っている。現段階でのシリーズ最新作も魅力的な車の数々はあるが、一目瞭然でアクションの派手さをメインにしてるのがわかる。この動きになったのは今作からだと個人的に思う。

過去作にないスピード感とド迫力。
公道での事故りながらのアクションレースはお決まりだが、今作から砂漠や道なき道のようなところを疾走していくシーンが入ってきており、前作を上回る作品になっていた。今作から殺人やら麻薬やらがメインで絡み始めるため、世界観はまるでGTAのような感じ。カーレースアクションというよりは、マフィアギャング気が増していたと思う。
上り坂で面白くなってきてはいるものの、何か欠けると感じた今作。1〜3作目を初めて観たときほど心は動かなかった。
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