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富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクターのqqfowlのレビュー・感想・評価

3.0
原作未読。低評価と知りつつ、サムネイルの可愛さに惹かれて。
古い作品の割にテンポ良くコメディ調で飽きさせず、主演俳優さんも脇役のベテラン俳優さんもキャラが立っていて、意外と拾い物かと思ったのに、
ストーリーがアカン!中世ならいざ知らずという社会常識というか善悪の崩壊っぷり、天才指揮者がサイコパス過ぎたし、ヒロインも(以下略

でも、キャラクターのアイデンティティー崩壊というのは、ある種BLの本質でもあるかもしれない。本作のように暴力的にではなく、徐々に穏やかに接近して最終的に両思いになるストーリーだったとしてどうだろう。両者には大きな違いがあるような気もするし、腐女子の欲求を満たすためのBLということを考えると大差ない気もする。演じた俳優さんの意見を聞いてみたい。ということをちょっと考えさせてくれる作品だったので、酷い話ではあったが、まあ、見てよかった。
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