カリンスキヤキ

冷たい水のカリンスキヤキのレビュー・感想・評価

冷たい水(1994年製作の映画)
3.4
今東京寒すぎるから、逃避行中の寒さに凍えるふたりはもうわたしたちだった!

非行と反抗とでぐっちゃぐちゃになってる中、嘘をついてでも逃げたくなる気持ちとてもわかるし、これからジルはきっと悲しみに暮れながらもどこかで安堵してしまう、その未来も感じてしまう

わたしはどちらかといえば自傷に走りがちだったのだけれど、もしかしたらクリスティーヌみたいに衝動的な他者への攻撃にも転じてた可能性があって他人事じゃなかった

とりあえず可愛いヒロインを思う存分消費しようという魂胆が見え見えだったのでこれだけ低いけれど、あの最後のシーンさえなければもっと高かった気がする

精神疾患を抱えてると特に生きにくい今、死以外に救いを求める物語が必要な気がする、でももう大人なのにいつまでも死に執着してしまう
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