ゆーり

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのゆーりのレビュー・感想・評価

3.7
9.11で傷ついたたくさんの人たち
その内の一人である少年のある行動の話

あれから、19年

当時、家族でたまたま中継を目にしていたことを思い出した

え、何これ?LIVE?なんか煙出ていない?

まだ状況を把握する前に、2機目の飛行機が突っ込んでいった


この映画の少年は、テロで大好きなお父さんを亡くした
それだけではなく、落ち込むお母さんとも関係がギクシャクしてしまった

お父さんとは生前によく謎解き探検ゲームのようなことをしていた
鬱々としているそんなある日に、とある場所から謎のカギを見つける
少年はそれがお父さんからの最後のメッセージだと思い、鍵穴を探す生活が始まる

キーワードはブラックという名前の人物
NYにいるその人物を手当たり次第にあたっていく
もともとアスペルガー症候群の疑いがある少年は、人との接し方が少し独特
恐怖に感じるものがいくつかあるが、9.11以降、それは増えた

お父さんとのかすかな繋がりを感じながら、というよりすがりながら、、、
苦手なものを克服していき、鍵の正体を探していく

ブラックという性別も人種も年齢も異なる人物に会っていく
こういうことでもない限り、少年の人生では出会うことはなかったでしょう

少年の行動力にも感動するが、
やっぱり母の偉大さにはかなわないと思った
ゆーり

ゆーり