DVDで鑑賞。
大林作品は初めて。
拒否反応が起きようが何だろうが見た人は絶対に忘れることのできない映画だと思う。
何もかもが過剰でテンポが速く、いわゆる映画文法を無視して長岡花火の歴史に関する情報を詰め込んだめちゃくちゃドラッギーな映画。何もかもが過剰という意味では、ヒャダインの曲っぽいなって思ったりもした。
思想を押し付けてくる映画なことは事実。
思想を押し付けてくる人間って「この思想は正しいんだからみんなが守って当然だ！従ってくれ！」っていう人と「これが俺の思想だ！聞いてくれ！」っていう人の２タイプいると思う。事実をベースにおいてるけど明らかに現実世界とは一線を置いてるこの映画は後者だと思うので、思想の押し付けに暴力的なものがあまり無かった（真っ暗な逃げ場のない映画館という空間で見たら感想は違ったのかもしれないけど）。
反戦映画としての感銘も受けたけど、それ以上にこの映画の表現としての自由さに本当に感動した。振り切るって大事だ。
