この空の花 長岡花火物語の作品情報・感想・評価

「この空の花 長岡花火物語」に投稿された感想・評価

ハウス(1977)見たとき、「この監督はどうかしてる!好き!」と思いました。
本作(2012)もバッキバキにどうかしてる
。セリフがとにかくキモいです(褒め言葉)

伝えたい事実、伝えたい気持ちを、芸術作品として残しています。素晴らしい😭
「この世界の片隅に」をホドロフスキー監督が作ったらこんな感じかな、なんて……いや違うか。

とりあえず大満足。
今度の長岡花火大会にはいく。と思う
MOTO

MOTOの感想・評価

1.0
全編大林宣彦監督のふわふわした説教で構成された映画。

実話ベースであろう体験談はまだ響くが、それを受けてのキャラクター(監督)の言葉が薄っぺらすぎて話にならない。これくらいの明かりが丁度良いってなんだよ。省エネのLEDを使えよ。
作品内で戦災や震災を語るのが、年寄りかつ田舎のコミュニティ内である程度のポジションを得られたある程度恵まれた人に限られているので、被災体験を伝えていくのも特権でしかなく、死んだ人や長生きできなかった人、今も不遇の人にはそのチャンスすらないんだなあという感想しか湧かない。
いかにも自治体や記念館から紹介された人だけを取材して表面だけを掬いましたという薄っぺらさだから仕方ないが。
若い女性キャラが年寄り(大林宣彦)のイタコ状態なのも薄ら寒い。
ボレロの使い方もセンスゼロ。

オイルショック後に生まれた氷河期世代から言わせてもらうと、バブルだけに罪をなすりつけ公害による死者上等の高度成長は肯定している辺りも手前勝手すぎる。オイルショックの前と後とではエネルギー効率に対する考えが段違いだし、光化学スモッグや毒々しい色をした川、煙草の煙などが徐々に街から消えていったバブル時代の方がまだ人間に優しいとも言えるだろうよ。
結局のところこの映画は、反戦を肴に勝ち組の年寄りを肯定するだけのプロパガンダ映画なんだよな。
0点以外無いがこのサイトに0点は無いらしいので1点で。
35年くらい前、小学生の頃、8時間くらいかけ長岡のじいちゃんの家に下道で行くのが夏休みの定番だった。そのとき何度か見た長岡の花火。日本三大花火大会の一つに数えられ、すでに当時から3尺玉や長生橋のナイアガラが目玉だった。
その迫力は未だに鮮明に覚えているけど、この映画を観るまでその由来が長岡空襲(1945年8月1日)の慰霊や鎮魂とは知らなかった。その後2000年代に入り中越地震や東日本大震災の慰霊や復興などの意味も加わり、平和の祭典の意味合いが更に強くなってるみたい。

それにしてもこの映画、大林宣彦ワールド炸裂というんでしょうか…😅、舞台風の演出、アニメと実写の融合、役者による早口の台詞やナレーション、奇妙な字幕…、その情報量の多さと見せ方がカオス過ぎて衝撃です😵

先の戦争に関するドキュメンタリーであり教育TVであり、またふるさと紹介ビデオでもあり、舞台の様であり紙芝居の様でもある…。命をテーマにした、それはもう強烈なメッセージ映画。

個人的に長岡には思い出があり、興味深く観れたけど、きっと好き嫌いがはっきりする映画だろうと思います😅
ただ長岡花火が観たくなることは間違いありません🎇
とにかく変な映画で演出に混乱しながらも凄まじい情報量を叩き込まれ最後らへんで圧倒されなぜか涙が止まらなくなるという稀有な体験ができる作品。
どこらへんが変かというとまず本編が始まる前のクレジットから「長岡から世界へ」とか「A movie essay」「遠藤玲子のワンダーランド」とか 普通の映画では出ないテロップが出て 既におかしな映画が始まる予感がするというか殺しの烙印もこの映画も変な映画はのっけから変。
本編はもっとぶっ飛んでて ドキュメンタリーっぽいナレーションがついてるんだけどさっきまでナレーションしてたと思ったらいきなり同じ声で画面に向かって話かけてきたり、ナレーションが止まらなく聞き取りが追いつかないのでそれを整理するためか字幕がついてくる けどその字幕も不必要なぐらい多い 例えば
この台本は声で出来てるんです→「声」
彼はトライアスロンをやってまして ↓
「トライアスロン」
とか聞き取れる会話まで字幕になる。
かと思えば一輪車の軍団がす~っと背景を通り過ぎていく所とかファンタジックなシーンもある 映画内にのみ存在する人物とその元となった実在の人物が出てきたり フィクションでありドキュメンタリーでもあると言った印象。
そういった大量の困惑を招くこの映画のクライマックスはこの映画でのみ成り立つ多幸感に溢れていて圧巻。ちゃんと 大団円 と字幕で出て来ます。
正直良いのか悪いのか分からないけど他にこんな映画は絶対に存在しないはず。
大林監督の他の作品も是非見てみたいです。
もへあ

もへあの感想・評価

3.8
いわゆる大林節なんだろうけど、それにしても弾けまくっている。なんだこりゃ!
混乱して溶けてドロドロになった脳みそに、あまりにもストレートな反戦のメッセージを練り込まれた感じ。凄い。

このレビューはネタバレを含みます

一緒やんけ。スタイルが。野のなななのかと。
3時間ある戦争映画は早口でテンポよく行かなければ終わらないのか。野のなななのかの時と同様、変にませてて大人に口突っ込んでくる学生がここにもおるやんけ。棒読みだから気に食わないのかな。
全体として、戦争のことを分かってない相手に一つ一つ説明していくスタイルなので、知ってる人にとっては三時間も見続けるのが辛い。松雪泰子の知らないフリがあざといので見てられないのかな。何なんだろう。ただ単に、尺が長かったから?野のなななのかに続けて同じものを2つ見せられた気分だからか?考えられる原因がいくつもある。
義務教育でどこまで戦争について学んだかに面白さが左右される映画だ。小学生には丁度いいかもしれないが、抑揚がないので小学生にとってもつまらないだろうしなぁ。
あと、1番楽しみにしていた長岡花火の映像、絶対に加工だと思われる幻想シーンもあって、それを見てから終盤の花火シーンはもうどれがリアルでどれがニセモノかわからず疑心暗鬼になり、純粋に楽しめなかった。すべてリアルでいって欲しかった、花火だけは。リアルで充分綺麗なはずなのだから。
nago19

nago19の感想・評価

4.0
軍隊も出て来ない市井の人々の声で出来た反戦映画。こんなに悲しく辛い現実があり体験はしてないけれど想像することは出来る。まさにその時代にいるように思い起こさせてくれる。
2015年のNST終戦70年特別番組で見たので後のパールハーバーでの慰霊打ち上げの様子も。長岡出身で柿川の近くで育ちこの映画のロケも見学する機会があった。終戦記念日翌日に見たことにも意味があるかな。
鑑賞翌日
長岡戦災資料館を見学。知ろうとするきっかけを作ってもらってこの映画に感謝。
くう

くうの感想・評価

3.6
姉妹編といわれる「野のなななのか」が本当に大好きだったので、こちらもいつか観たいと思っていたら日本映画専門チャンネルさんが放映してくれた。終戦記念日に初見。

訴えかけてくる舞台演出、アニメも交えた色飛ぶ火花、劇場で観たかったな。

叫びのエネルギーに中てられるのは「野のなななのか」と同じく。

新潟中越地震、東日本大震災、1945年8月1日の長岡空襲から戊辰戦争まで!2時間強の中に込められた情報量がすごい!

そして、それを全て昇華させるのが平和を祈る花火なのだと……

終戦の日近く、お盆には、あの地には様々な人たちが帰ってくる、らしい。

画面いっぱいに溢れるこの世とあの世の境無い舞台に見入った。

爆弾ではなく、空に咲く祈りの花をいつか実際に見てみたい。
Szou

Szouの感想・評価

4.4
ドキュメンタリー映画の醍醐味満載。
戦争、そして地域の誇り。
沖縄の名作演劇「肝高の阿麻わり」を想起させられた。
長岡花火大会に行く前に長岡花火の背景を知るために鑑賞。
セリフだったり編集のテンポ感だったり、謎のテロップがあったりとけっこうぶっ飛んでたけど、なぜか花火が上がるシーンでは感動してる自分がいて、あーなんか理屈じゃないのかなと笑
つっこみどころいろいろあると思うけど、みてよかった
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