とろりん

フックのとろりんのネタバレレビュー・内容・結末

フック(1991年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ピーターパンがこっちの世界に馴染んで大人になりネバーランドを忘れてしまっていたが、子供達がフックに攫われ取り返しにネバーランドに連れてこられる、というダメ親父の一念発起物語で、実は子供はほとんど楽しめない感じです。迷子たちのリーダーあっさり死ぬし。タイガーリリーらへんは完全スルーだし。
これと1941の予算合わせてインディージョーンズでもジュラシックパークでも別のシリーズ一つ作った方が良かったと思います。
ティンカーベルがジュリアロバーツでかわいくない。
また迷子たちが何もない皿をならべてやれチキンだなんだと食べるシーンがあって非常に胸が痛んだ。子供達は辛い現実を幸せな想像で乗り越えるという性質を痛烈に描いていた。のちに大人のピーターもそこに料理があると思い込むことで、それが具現化し、皿の上に豪勢な料理があらわれるんだけど、騙されちゃいけない。
ネバーランドでもその外でも、大人と現実は敵扱いでスピルバーグ人生に嫌気さしてるのかなと。
病んでる人の映画でした。
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