Antaress

獲物の分け前のAntaressのレビュー・感想・評価

獲物の分け前(1966年製作の映画)
3.0
【獲物の分け前】と言う邦題が謎。
いや、意味は分かるがこのタイトル見たらサスペンスかと思うじゃん。

原題の【La Curée】は司祭。
それも謎。

緑だらけのシュールな仮装パーティも謎。

中国人が登場する意味も東洋的な音楽も謎。

ラストも謎。

ジェーン・フォンダ、ミシェル・ピッコリ、ロジェ・バディムと有名どころが揃っているのにHuluで見つけるまでタイトルさえ知らなかった意味が分かった。

中二病映画なんだよな〜

登場人物が皆んなクズ。

アレクサンドルは金に飽かせて若い女房を娶ったのかと思いきや事業がヤバいから金持ちの娘を嫁に貰ったとかそこの設定から意味不明。
金目当てなら普通もっと歳上の財産ガッポリ持ってるバアサマと結婚するだろ。

若い女房のルネは『家から逃げたくて』が結婚した理由だが何も好き好んでジジイと一緒にならなくてもよくね?

ルネはおバカで贅沢だから自由を得る為に家出して自活なんて真っ当な道は選択肢にないのね。
そんで義理の息子とデキちゃって本気になっちゃう。

その義理の息子のマキシムもルネの色香に溺れるが所詮は甘ちゃんの金持ちのボンボン。最後はルネを棄ててアンヌと婚約する。

ジェーン・フォンダも映像も美しいけど中身スッカスカの映画だった。

60年代のカルチャーとファッションは楽しめた。

緑はソドミーの色とも言われるけどもしかして女の扱いが酷いのはそう言うこと?…じゃないとは思うけどね。
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