Antaress

ネバーランドのAntaressのレビュー・感想・評価

ネバーランド(2004年製作の映画)
3.9
Huluでもうすぐ配信終わるからとあまり期待せずに観たら最後に号泣。

ジョニデもケイト・ウィンスレットもジュリー・クリスティも皆んな美しい。ピーター・パン役の女優さんも美人さん。男の子はチャリチョコの前にこの映画でジョニデと共演してたのか。

主人公バリの奥さんの気持ちは分かる。
いくらプラトニックでも未亡人のとこに入り浸ってたら自分だって浮気したくなる。むしろプラトニックだから尚更許せないかも。

肉体だけならただの火遊びとスルー出来る場合もあるけど魂同士が結び付いてたら自分が入る隙が無いもの。

「私も一度で良いからそこに行きたかった」って奥さんの台詞が悲しすぎるよ。

バリにしてみたら始めこそ純粋にシルヴィアの子供たちと遊ぶのが楽しかっただけだろうけど、徐々にシルヴィア自身に惹かれて行ったんだよね。しかも彼女が重い病に侵されていると知ると余計にのめり込んでしまうのは人の心理あるある。

バリにとっては彼女こそ夢のように儚くて美しいティンカー・ベルそのものだったんだろう。

四人の子持ちの未亡人で死に行く美女なんて男心をくすぐりまくりだもの。でも単に惚れた腫れただけじゃなく彼女の死後もちゃんと子供たちの後見人になったのは立派だけど。

女としたらここまで愛してくれたら本望だよね。

シルヴィアが【ネバーランド】に旅立つシーンが幻想的で悲しくて綺麗だった。

ケイト・ウィンスレットってガタイは良いけど(失礼)こんな脆くて色っぽくて壊れものみたいな役が似合うんだよね。

私も彼女の爪の垢でも煎じて飲んだら少しは色気が出るかしらん?
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