すとんこ

歓待のすとんこのレビュー・感想・評価

歓待(2010年製作の映画)
3.5
印刷屋経営の冴えない中年のご主人は、分不相応の若くて可愛い奥さんと、前妻との間に出来た連れ子の娘、出戻りの妹と慎ましく暮らしていた。
そんなある日、「カガワ」と名乗る一癖も二癖もある男が強引に割り込んでくる。
果たしてこの男の目的やいかに?って話☆

この「カガワ」という男、飄々としながらも有無を言わさぬ強引さがあって、この印刷所に来て早々に我が物顔で振る舞いだす。
この男の胡散臭さが本作の魅力と言えます☆

若い奥さんは、年の離れた今一つ頼り無い旦那と、無神経に居座り続ける出戻りの旦那の妹、唯一心の許せる前妻の連れ子との居心地の悪い生活をしていた中への突然の闖入者「カガワ」。

新参者なのに変に発言力が強くて、反論するのも面倒くさいからまぁいいかと流していたら、いつの間にか大変なことになっていた!なんてことが実生活にも起こりうることですが、本作でもそんな薄気味悪さがコメディタッチで描かれます。

なんか不思議な鑑賞後感を残す本作、オススメです(* ̄ー ̄)☆
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