このレビューはネタバレを含みます
2022.30 *117
これを見たのはゴールデンカムイの影響
辺見和雄が使ってた道具や!とかジャコウジカ!とか、変な楽しみ方をしてしまった
野田カムイも現地で入念に取材されてると聞いたが、本当にあの漫画は忠実だったんだなあと、なぜかこの映画で思い知らされた…
・脚本がよい。面白かった…
・音楽が良い。佐藤勝よ。ソーラン節取り入れるのはまあ常套手段としても、ソリのシーンもよかったし。
※最後の対決にソーラン節が重なってるところに、黒澤明的対位法ぽさを見た。
・漁と喧嘩の迫力がすごい
・北海道の海で落ちる、泳ぐことがどういうことか?その痛いぐらいの寒さと生命の危機があまり感じられなかった。
「あかぎれが」っていう台詞だけじゃなくて、描写でも寒さを感じさせて欲しい。
とはいえモノクロでは難しい?
例えば吐く息の白さとか
面白ポイント
鰊は本なんか読まないんだからな!
best ONE shot
時化が来て小舟が北斎の版画みたいに揺れるところかなあ
ニシン大漁のところも捨てがたいが
昭和21年3月 @カムイ漁場
東映
脚本 黒澤明 谷口千吉
原作? 梶野悳三『鰊漁場』
音楽 佐藤勝