Ya映画鑑賞

ジャコ萬と鉄のYa映画鑑賞のネタバレレビュー・内容・結末

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2022.30 *117

これを見たのはゴールデンカムイの影響

辺見和雄が使ってた道具や!とかジャコウジカ!とか、変な楽しみ方をしてしまった

野田カムイも現地で入念に取材されてると聞いたが、本当にあの漫画は忠実だったんだなあと、なぜかこの映画で思い知らされた…

・脚本がよい。面白かった…

・音楽が良い。佐藤勝よ。ソーラン節取り入れるのはまあ常套手段としても、ソリのシーンもよかったし。
※最後の対決にソーラン節が重なってるところに、黒澤明的対位法ぽさを見た。

・漁と喧嘩の迫力がすごい


・北海道の海で落ちる、泳ぐことがどういうことか?その痛いぐらいの寒さと生命の危機があまり感じられなかった。
「あかぎれが」っていう台詞だけじゃなくて、描写でも寒さを感じさせて欲しい。
とはいえモノクロでは難しい?
例えば吐く息の白さとか



面白ポイント
鰊は本なんか読まないんだからな!



best ONE shot
時化が来て小舟が北斎の版画みたいに揺れるところかなあ
ニシン大漁のところも捨てがたいが



昭和21年3月 @カムイ漁場

東映
脚本 黒澤明 谷口千吉
原作? 梶野悳三『鰊漁場』
音楽 佐藤勝
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