まさ

ショーシャンクの空にのまさのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
5.0
ネット上で好きな映画ランキングしたらこれが1位だったそうです。
確かに面白い映画だと思いますが、1位になる程万人受けする映画とは思えないんですよね。
刑務所ものだし、イジメられるシーンが結構あるし、ホモ共に何度も襲われるし、自殺するシーン等もあります。

登場人物にナレーションをさせる所がスコセッシぽいなぁと思ったのが第一印象でした。あれ?これニューシネマ系か?と思いましたね。だから最後は主人公、またはモーガン・フリーマンが死んでアメリカ批判して終わりかなぁと初見時思ったことを覚えています。

ちなみに主人公のアンディ役のティム・ロビンスはバック・トゥ・ザ・フューチャーのいじめっこビフになる予定だったそうです。

物語は殺人の容疑で捕まったアンディがショーン・シャーク刑務所の中で成り上がっていくストーリー。
最初はホモに狙われたり、看守に殴られたりと散々な目にあっていたが彼の能力で友好関係を広げていく過程は見ていて気持ちいいです。

ブルックスの話はこの映画で最も印象に残っていますね。仮釈放とはみんなが喜ぶものというわけではなかったようです。五十年後の世界は本当に浦島太郎で地獄だったでしょうね。またこれによって中にいる囚人達も思ったでしょう。外に出たとしてもそれはそれで地獄だと。

弁護士にハメられた。ここにいるみんなは無実さ。

このセリフをアンディが新入りに言うシーンは時の流れとアンディの変化が感じられてめっちゃ好きです。

アンディの扱いが悪くなり、みんなブルックスのようになるんじゃないかと思わせてからのあの流れは完璧でしたね。
そして次はモーガン・フリーマンがブルックスのようになるんじゃないかと描写されます。
そう考えた時この物語の最大の功労者はブルックスですね。彼の行動のお掛けで緊張感が最後まで継続されました。

そしてこのブルックスの行動に対してのアンサーは
希望とはいいものだ。

うんやはりいい映画ですね。
冒頭の嫌な雰囲気が嘘のような位キレイな場所でエンディングを迎えます。
2時間以上ある長い映画なのにショッキングな場面や心温まる場面やムカつく場面が盛りだくさんで飽きること無く最後まで見れますね。特に批判する箇所も無いです。素晴らしい作品です。
まさ

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