ショーシャンクの空にのＫのレビュー・感想・評価

ブルックスの死が悲しくて悲しくて観ていられない。

50年もの服役生活を送ったけれど図書係という唯一の立場があり、たくさんの本に囲まれて彼なりのしあわせを感じられていたと思う。

けれども仮釈放という希望の一歩を踏み出せたにも関わらず、半世紀を刑務所で過ごした事実があまりに重く世間から自分へ対する現実的立場を露わにされ虚しくも孤独に死んでいってしまった。

私はこの作品をハッピーエンドだったねとは言えそうにもない。ショーシャンクの希望を受け取れるのはまたいつの日か。