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ショーシャンクの空にのnaoのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.6
午前10時の映画祭にて鑑賞。

大好きな作品を ホントに久々劇場で。

最近の経験でいうと、
面白いと思ったものを 久しぶりに 観るときに
作品の‘ 善し悪しのほとんど ‘を決めてしまってる ラスト( そういう、ラストが特に大事なタイプの映画 )を知ってるのに、
途中はうろ覚えだったりで、観てても なんとなく気がせくというか、
単純に楽しめないとこが あったりして、

だけどやっぱり、めいっぱい期待して楽しみなとこが、 少しコワイ感じもした。
もう、バック・トゥ・ザ・フューチャー や E.T. くらいだったら、ラストが… なんてこと気にしないで よいのだろけど。


そして感想。
前は特に思わなかった気がするけど、
主人公アンディ役の ティム・ロビンスが カッコイイ!
刑務所に入りたての頃の 若かりし?彼の立ち姿は スラッとして、少し憂いを帯びた孤高の人で、
そりゃー ねらわれちゃうよなーと。。
そして ティム・ロビンス と モーガン・フリーマン の
演技とゆーか、存在が
二人の役に ぴたっとハマっていて、
この作品を よりよいものにしてたんだなーと
改めて感じた。


自分が抱いていた印象と 変わったかも?
なのが、
ほとんどがショーシャンク刑務所内のシーンであるのに、
( アンディが 入所したての はじめの方のシーン、看守が横暴で これからどうなることか!って感じたし、時々ハッとしてしまう 残虐な部分は あったけど )
それなのに、
全体的には 「古きよき時代のアメリカ」みたいな、穏やかで どこか懐かしい色合いで 満ちている と 感じたことだ。
それには モーガン・フリーマンの‘ 語り ‘ も、大いに 貢献していると思う。

穏やかな、好きだなーと 思ったのは、
スチル写真である、主人公が雨に打たれるシーンよりも
( 展開を知ってるせいか、その場面が 前ほどには 響かなかったから?💦 )
アンディが その能力を 活かしての、
仲間と ご褒美つきの休息時間を 過ごす場面 だ。

図書室がどんどん変わっていくのも、刑務所の男たちが 変わっていくのも
すごくいい。
物語のラストだけではなくて、
希望をもつ ってすごいな、素晴らしいなと思わせてくれる。


ところで 、
最近この映画を観たんだ という話をしたら、
(この作品、)暗くてイヤだと、男同士の。。。とかもイヤだと、
身近で そんな意見があって、
そしたらどうにもこうにも、私が ずっと大好きな映画だと思っていたこの作品を なんで 度々 みかえすことがなかったのか、 理由はそこだったかー 。。
と 改めて気がついた。
全体のイメージとしては、暗めな印象があったから。。
自分のなかでは、‘ニューシネマパラダイス‘ も そんな感じだ。
でも また久しぶりに観ると、こんな風に 印象が変わることもあるのだ、
嫌な場面はやっぱりイヤであっても。


希望といえば、
モーガン・フリーマンが、かわいいおじーちゃんブルックスの選択 とは違って、
人生に希望を持ってくれたことが
すごく嬉しかったな


この作品は、
アンディという友だちを語る レッドが 主人公のようだ とも とれるような、
そんなすんごい存在感だ。
そしてレッドが歩む、海が青すぎる。。(๑´ㅂ`๑)
似合わなーい?笑
とは思ってしまったけども。。。


やっぱり改めて 素敵な作品だと思った。
また、今度は間をあけずに観たいなー
nao

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