この映画を初めて観たのは映画館です。母と一緒だったのでかなり子供の頃でした。
当時は、星野鉄郎に自分を重ね、銀河を走る蒸気機関車に興奮し(999(スリーナイン)の原型車体名がC62という実在の機関車だと知ったことも)、メーテルやハーロックとエメラルダスに憧れて、彼らの台詞のひとつひとつが心に刻まれました。
999の無期限のパスも何枚も作りました。
それと、とにかく髑髏が気に入ってしまい、家庭科の授業で髑髏の枕カバーを作ってしまいました。
主題歌は名曲として今でも歌い継がれていますが、映画自体も大人になった今観ても充分楽しめる作品です。
今でもあの時のように興奮し、身体中がムズムズするのです。
ただ、今ではだいぶノスタルジックになってしまいますが。
初めて観た時、劇場から出ると母が感想を言いました。
「これは大人が子供の頃を思っている映画ね」
公開当時はまだ、アニメは子供向けという時代だったので、母の感想は意外でした。
今 万感の思いを込めて 汽笛が鳴る
今 万感の思いを込めて 汽車が行く
ひとつの旅は終わり
また新しい旅立ちがはじまる
さらばメーテル
さらば銀河鉄道999
さらば少年の日よ