2020/09/09
監督 テリー・ギリアム
ジェフ・ブリッジス
ロビン・ウィリアムズ
【ニューヨークの聖杯】
自らの発言がきっかけで無差別殺人事件を起こさせてしまった元人気DJと、その事件で愛する妻を失い哀しみからホームレスとなった元大学教授の交流と再生を描いたヒューマンドラマ。
J・ブリッジスでもう一本。
テリー・ギリアムの作品はなんか独特で、今作も途中までは難解というか淡々としていたような記憶、しかし中盤以降は盛り上がり最後は感動の波が襲ってくる。
落ちぶれた中年男2人が、友情で結ばれ、互いの幸せを祈って奮闘する内に自らを取り戻していく、しかし終盤には予想を超える事件が・・・
ホームレスの元教授役を演じたR・ウィリアムズの名演が涙を誘い、T・ギリアム監督の幻想的な映像も印象に残っている。
それに加えて、本作は彼等がそれぞれ愛する女性2人の優しさが素敵だった。
M・ルールも良かったがA・プラマーはこの頃お気に入りの女優の1人だった事を思い出した。
テーマは重いが、何処が御伽話の様な一本。
いい映画です。
鑑賞日 1992年頃 VHSにて