ノウイングののうかのレビュー・感想・評価

決定論と結果論、高位存在、ノアの方舟あたりをモチーフとした良質なSF作品。謎を解いたことでたどり着く人類絶滅のピンチにどう立ち向かうか、という物語に見せかけた古典SFです。エンタメの王道をハズしているため、人によっては好き嫌いがハッキリ分かれる作品であるように思います。この人を選ぶところが「SFは流行らない」と言われる由縁なのでしょう。最後までやりきったラストシーンまで含めてわたしは大好きです。最後で息子がグズるシーンなど「はよ行け！」と叫んでしまったくらいに笑