ガス子

地獄の黙示録・特別完全版のガス子のレビュー・感想・評価

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)
3.7
手に取ったのが特別版だったので観てみました~。
202分、さすがに目が疲れましたが見応えとしてはやはりコッポラ、映画を観たという満足度は高めです。
キャストがマーロン・ブランド、マーティン・シーン、ハリソン・フォード(チョイ役)、まさかのデニス・ホッパー、そしてロバート・デュバル!
特にロバート・デュバルのターンですが、ワーグナーワルキューレからのナパーム爆撃、この表現は色んな意味で鳥肌…ひどく印象的な演出です。
こんなの記憶に残らないわけがない。
あとやっぱり特別版だと終盤にしか出てこないんですが、マーロン・ブランドが出てくるだけで映像がピリピリする感じはすごかった…
そのへんの影の使い方も絶妙。
最近になって今更ベトナム戦争ものをやたら観ていますがこの映画は独特の雰囲気。
どの場面にも何かしらの問いかけがあるような気がしてつい目が離せなくなってしまう。
この人間がおこす戦争という現象に対してというかなんというか…。
迷いとか憤りとか、色んなマイナスの感情というか。ちょっとカオスで難解です。
シン・レッド・ラインよりは詩的じゃないけど現実的な分混乱するというか…うーん。。
すぐにまた観たいっていう気には全然なりませんが、もう一度観たらまた違う感想があるような気がします。
ガス子

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