Miyashita

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのMiyashitaのレビュー・感想・評価

4.9
アルパチーノ主演。
DVD買って数年ぶりに再鑑賞。

アルパチーノがようやくアカデミー主演男優賞をとった作品。

盲目の退役軍人役。
「スカーフェイス」に並ぶほど、鬼気迫る演技!
まず目玉が全く動かないのが凄い!
タンゴを踊ろうが、フェラーリを運転しようが、目は微動だにせず。

アルパチーノ出演作で好きなのはたくさんあるけど、「スカーフェイス」「ゴッドファーザー」に並んで本作が好きです。
ひたすらにジャックダニエルを飲み続け、身なりに拘り、香水の匂いを当て、髪型はオールバック!
これに憧れない男がいるかって話だ。

(初めて見た大学2年の頃、ウィスキーなんて飲めないのに、真似してジャックダニエル買ってきて飲んでたのが良い思い出。何度も吐いたけど笑)

ことあるごとに感嘆詞として「フーアー!」って叫ぶのもかっこいい。
何なんだこの人は。

そして、最後の演説ね。

『人生の岐路に立った時、正しい道はいつも判断できた。しかし、それ選ばなかった。困難な道だからだ。
人間の高尚さを支える信念の道だ。』

10分くらい演説し続けるのだが、
もう痺れるほどです!
そして、やはり目は微動だにせず。

その後もね、女の人とちょちょっと会話するのだが、それももう…。

ひたすらアルパチーノがかっこよくて、
クリスオドネルはもはや空気。
一瞬だけ光ったけど。

そして故フィリップシーモアホフマンのデビュー作。
おっさんのイメージだったが、若いな。
後にこの人もアカデミー主演男優賞を…!
Miyashita

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