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ソーシャル・ネットワークのKEKEKEのレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
4.0
- 初:20170222(4.0)
- 再:20231127(4.0)

- 今見返すとフィンチャーがもう一度「クラブ」を撮ったようにも観れる
- フィンチャーは常々、人間が深層に抱える根源的な欲求を、社会から一定の距離を持って隔離された「クラブ」への憧憬に表出させる
- 何故題名がthe facebookではなくthe social networkなのか、それはファイトクラブ同様、この作品が人間の欲望とコンプレックスを描いているからだった
- ドキュメンタリーとしての体裁を保ちつつも、ソーシャルネットワークが固より性質として抱える功罪を、開発経緯と関わる人間の生い立ちを辿ることで浮き彫りにした
- 1人の天才が承認欲求を利用したサービスで莫大な富を築くまで、その過程で彼もまた人間の欲望とコンプレックスに振り回されてきたこと
- テクノロジーの発展と共にこのようなサービスが生まれることは必然だったことを描いた
- 監督の手腕は尚のこと、脚本の組み立てが秀逸だと思った
- アーロンソーキンはここからマネーボール→スティーブジョブズと仕事が続いているのでなるほどって感じだ
- 音楽の使い方もよかった
- 批評家にここまで大絶賛されている理由はわからなくもないけど、そんなに?って感じはする
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