2020/02/26
監督 デヴィッド・フィンチャー
ジェシー・アイゼンバーグ
ジャスティン・ティンバーレイク
【時代の寵児】
フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ、彼は如何にして世界的な巨大サイトを作り上げたのか、そして成功者となった彼を待ち受けていた孤独と哀しみを描いた伝記ドラマ。
天才と変人は紙一重というが、まさにそれを体現しているような男、J・アイゼンバーグが見事に嵌まり役でした。
失恋をきっかけに始めたサイト、好きな女の子に嫌がらせをして気を引こうとする感じに、小学生かとツッコミを入れつつ憎めない彼に、何処か共感してしまう。
複数の訴訟を抱え、孤独に囚われていく後半は見てて切なくなりました。
余韻が残るラストシーン、フィンチャー監督の作品はやはり素晴らしいです。
きっかけとなる恋人役を演じていたのが、後に同監督の「ドラゴンタトゥーの女」で主演をするルーニー・マーラ、本作での出演シーンは然程多くなかったが、その美しさがとても印象的で一気にファンになった思い出がある一本。
良作です。
鑑賞日 2011年2月23日 劇場にて