カタルーニャ

コラテラルのカタルーニャのレビュー・感想・評価

コラテラル(2004年製作の映画)
3.0
『トムクルーズはやっぱり善人顔』

 何気なしに観ました。
 トムクルーズはお気に入りの俳優さんなので、
 だいたい観てきたはずなのですが、
 この作品は今まで出会いがなかったようで・・・

 トムクルーズが冷酷な殺し屋になっているのですが、
 どうも、悪役に見えなくて・・・
 イーサン・ハント恐るべし。
 イメージの刷り込みに悩みました。

 それはさておき、
 ストーリー的には嫌いではありませんでした。
 これはトムの映画ではなく、
 ジェイミー・フォックスの映画でしたね。
 
 夢見る平凡なタクシードライバーを、
 とてもうまく演じていました。
 現実をしっかりと見つめながらも、
 夢を持って生きている。
 そしてユーモアと正義感、仕事にプライドを持っている。
 とても素晴らしい人間でした。

 その彼が、
 殺し屋に巻き込まれることで、
 なにやら覚醒してしまう、
 成長とよんでいいのかしら?

 殺し屋の依頼主のところに単身乗り込まされたあたりから、
 みるみる垢抜けていく感じが面白かった。

 人は何かのきっかけで激変する生き物、何でしょうね。

 いつもと変わらない日常で、
 人生を変える出来事が待っているのかもしれません。

 ジェイミー・フォックスでいうところのハイヤー会社設立に当たるものが、
 今の自分にはあるのか?
 ふとそんなことを考えてしまいました。
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