るな子

コラテラルのるな子のレビュー・感想・評価

コラテラル(2004年製作の映画)
3.8
話の繋がり方が面白い作品だと思いました。
始まりから既に点が散りばめられていたのか…、と最後に気付きました。
また、マックスとヴィンセントの会話の内容が好きでした。
long beach…。

主人公のマックスに関しては、安堵の息を漏らすことがしばしばありました。
何の特殊訓練も受けてないないタクシードライバーなのに、肝が据わってて優秀です。

夢を思い描いて12年・やりたい、という気持ちはあるけど先延ばしにしがち、そうしてどんどん老いていった、具体的な計画はなかったのか?などなど。
少し痛いところを突いてくる場面に、多くの人がそういった壁の前に立つし、感情的になった主人公のように「慎重」であるが故に…ということが殆どなのだろうな、と思いました。
適応能力の高さや、その場を話術で乗り切る能力、普通なら出来ないことを体を突き動かすほどの強い思いで成し遂げる様を見ていると、夢を叶える力を持っていそうなのになー、とあとから考えてしまいました。

派手なシーンはありませんが、ストーリーで魅せていくタイプの巻き込まれ型主人公&犯罪系のドラマが好きな方におすすめしたいです。
るな子

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