ヤスヲ

永遠のこどもたちのヤスヲのレビュー・感想・評価

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)
4.0
とても怖かった…。袋を被っている子ども…その袋のデザインはもう少し何とかならなかったのか?怖い!!
孤児院で育ったラウラという女性が主人公。大人になり、閉鎖されたその孤児院を買い取って、子どもを預かる施設を新しく作ろうとしていた。しかし、段々おかしな出来事が起こるようになり、終いには大事な息子が行方不明に…。息子を見つけ出す為なら何でもするというラウラ。始終怖くて薄目で観ていたが、母の強さと愛、そしてラストでは切なさが感じられた。
ドアが勝手に閉まるシーンが多かった為、鑑賞後、自宅のドアが勝手に開閉したらどうしよう…とちょっとトラウマ。老婆が車に引かれて亡くなるシーンは心臓が跳び跳ねた。ホラーにありがちな音で驚かせるという演出はあまりなく、和製ホラーっぽい雰囲気。ゴシック調な建物やインテリアが可愛かった。
ラスト、光が差し込む明るい部屋と、ラウラを囲む子どもたちと、大事な息子。生きていることだけが幸せなのか?死ぬことは不幸せなだけなのか?切ないが、それがラウラにとっての最大の幸福。
全てが終わった後、夫のカルロスが部屋で佇んでいるのだが、彼のあの表情はどういう意味だったのだろう…?
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