せん

祇園囃子のせんのネタバレレビュー・内容・結末

祇園囃子(1953年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

木暮実千代の美しさと仕草や佇まいから薫る色香。若尾文子の快活で愛らしいさま。華やかな衣装も相まって、主役2人とその演じるキャラクターが魅力的で惹きつけられる。
それに対して客の男たちの身勝手さが胸糞悪かった。あとどう考えても客の方が悪いのに美代春が置屋の女将に責められるのもしんどかったなー。客がどんな無理を言っても躱せない芸妓や舞妓の責任になっちゃうんだもんね。
ラスト、辛いことがあっても着飾って背筋を伸ばして仕事に向かう2人の姿が本当に美しい。
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